はてなブログさんに『お題』という項目があって、内容に困った時にそこを開けると、お題をくれるみたい^ ^ 今週のお題は『部活』ですって。
中学の時の部活のことを書こうかな。
うちは父が若い頃、当時静岡ではちょっと有名だった劇団で役者兼演出をやっていたことから、その影響で迷うことなく演劇部に所属しました。
でも、中学に入って間も無く、私は不登校になりました。
いじめがあったというわけでもなく、はっきりとした理由がわからないまま、どうしても学校へ行くことができなくなってしまいました。
当然、部活にも殆ど出られなくなってしまいました。
みんな楽しそうに登校してるのに、どうして私はみんなと同じように学校に行けないのか。 そんな自分を責めることしかできない日が続きました。
そんな時、毎日夕方になるとうちに寄って手紙を置いて行ってくれた人がいました。
演劇部の顧問の増田先生でした。
増田先生の手紙は『学校に来い』というようなことは書いておらず、 日々のたわいも無い出来事や、おススメの本や音楽のことなど、今思えば、学校に行けない私とただただ繋がりが切れないように、『あなたのこといつも忘れてないよ！』と伝えてくれていた手紙だったように思います。
そんなある日、増田先生が大好きなアーティストのことを手紙に書いてくれました。
それが渡辺美里さんでした。
今となっては私にとって最愛の憧れの人。 美里さんを知るきっかけになったのは演劇部の増田先生だったのです。
『彼女の歌には今のあなたに必要なメッセージがいっぱい込められているから、是非聴いてみてね。』 と書いてあったのを今でも覚えています。
程なくしてテレビで渡辺美里さんが唄っているのを初めて見ました。 何かの野外フェスのステージで『悲しき願い』というロックテイストの歌を熱唱する彼女は、 私の心をときめかせてくれました。 なんて楽しそうに唄う人なんだろう。 なんて素晴らしい歌声なんだろう。。
「メニューを見てるだけじゃ そうさ 何も食べられない。 風が冷たいのは 誰も悪くない 悪くないんだ」 この歌のそんな一節に、増田先生が言っていた、今の私に必要なメッセージという言葉が重なりました。
それから私は1st Albumの『eyes』や2ndの『Lovin'you』を手に入れ、ずっとずっと聴いていました。
私はこの人みたいな実力派の歌手になりたい。
美里さんの歌に出会って強い目標を持てたと感じた私は、 1年生の3学期から、学校に行ける日が増えていきました。 クラスの友達とは距離ができ、上手くやれなかったけれど、 音楽が心の支えになってくれました。
部活でも、初めてまとまった台詞のある役を貰えました。
それからも、学校を休みがちな癖はなかなか抜けませんでしたが、 それを責めず、追い詰めず、だけどいつも付かず離れず見守ってくれた母と増田先生がいたから、少しずつ、少しずつ、人より遅い成長でしたが、歩みを進めていくことができたのではないかと思います。
なんだかお題の『部活』に沿っていない気がしますが（笑）
私も今は、いっちょまえに講師という職業に就きました。 あの時の増田先生のようには、まだまだなれませんが、 決して講師である私から生徒の手を離さなさず、変わらないスタンスで待ち続けることのできるトレーナーになりたいなぁと思います^ ^
ま、私もそんな立派な人間じゃないからさ^ ^ 一緒に歩いていこう。
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